EXHIBITIONS - 展覧会:2007年 展示のご案内
展覧会日程:2007年の展示のご案内
- アントニオ・クラーベ アトリエ展:2007年12月3日(月)〜12月29日(土)
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初日3日P.M.5:00〜開場にてレセプションを行います。
- ダンカン ピカソを撮る:2007年10月25日(木)〜11月24日(土)
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■吉井画廊からのメッセージ
デイヴィッド・ダグラス・ダンカンは、第2次世界大戦中、アメリカ海兵隊のカメラマンとして戦地に赴き、その後は朝鮮戦争、ベトナム戦争を雑誌「ライフ」の専属カメラマンとして経験、世界的に高い評価を得た人物である。 一方で彼は、パブロ・ピカソの長年にわたる友人であった。 カンヌ郊外のヴィラ・ラ・カリフォルニーにピカソを訪ね、彼の家族や、元々はダンカンの犬であった愛犬「ランプ」との日々など、プライベートな顔を撮り続けた。これまで、“Piccasso's Picasso”や“Goodbye Picasso”など20冊以上の本も出版しており、我々が世紀の巨匠としてしか知らなかったピカソの生き生きした姿を今に残してくれている。 ピカソの娘パロマ・ピカソ・テヴネはダンカンの写真について次のように語る。 「父の生涯と家、それに作品、たくさんの作品。父のプライベートな世界がここまで公然と展示されるのは初めてだった」、「ピカソとランプの喜びに満ちた話を通じて、いままでに語られたことのない、ピカソの非常に思いやりあふれた姿が見えてくる」(ダンカン著『ピカソと愛犬ランプ』より)。 作品にも多大な影響を与えたピカソが愛するものたちと、ピカソの日常に、同展を通じて身近で出会えるかもしれない。
- ベルナール・カトラン アトリエ展:2007年11月5日(月)〜11月30日(金)
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詳細はお問い合わせください。
- 矢谷 長治 個展:2007年10月1日(月)〜10月13日(土)
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■吉井画廊からのメッセージ
矢谷長治先生の4回目の個展を開催いたします。 移ろい行く季節を愛で、対象無心でとらえることで作り出される作品には、92歳になる今でも瑞々しい感性が息づいています。このたび、花・静物・風景をテーマに新作20点を展示いたします。 ぜひご高覧いただきたくご案内申し上げます。初日1日PM5:00〜 会場にて作家を囲んでレセプションを行います。
- ウー・ハオ 個展:2007年2月5日〜2月24日
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■ウー・ハオからのメッセージ
私の芸術的探求の中心は四角形である、何故なら、 四角は自然界に存在しないからである。それは人間が創り出したものである。 そして、私の絵の中で、四角は自然の様々な色と調和する。従って、抽象的かつ象徴的な意味での人と自然との闘いが、私が今取り組んでいるテーマである。 私の目指すものは、人と自然との間に均整や調和を見出すことである。 それは、最終的に人と自然が幸福のうちに、 創造物の中でひとつになるようにするためである。
「我々が指針とすべきものは自然である。 理性が自然の掟を守り、自然に耳を傾けるのである。 従って、幸福に生きることと自然に従うことは 結局のところ同じである。」
── セネカ『幸福な人生について』より
ウー・ハオ
■吉井画廊からのメッセージ
日本での二度目のウー・ハオ展を開きます。 ウー・ハオは1973年北京に生まれ、装飾美術を学んだ後、1998年パリに渡りました。 2002年には、ボザール国立美術学校の奨学生として、山梨県にある清春芸術村に3ヶ月滞在し、多くの作品を制作しました。その成果の発表の場であった前回の展覧会に続き、今回の展覧会では、新作20点をご紹介いたします。色彩の持つ透明感を失うことなく、大胆な描線が創り出す豊かな表現力を感じていただければ幸いです。